三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

Madrigal社の脂肪肝薬Rezdiffra(レズディフラ)を米国FDAが承認

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2024-03-15 | コメント

米国FDAが初めて脂肪肝疾患(NASH/MASH)薬を承認しました。

承認されたのはMadrigal Pharmaceuticals社の甲状腺ホルモン受容体β(THR-β)活性化経口薬Rezdiffra(レズディフラ;resmetirom、レスメチロム)です。

THR-βは肝臓の主な甲状腺ホルモン受容体であり、肝臓のTHR-βを活性化すると肝内のトリグリセリド(中性脂肪)が減ります。

Rezdiffraは肝線維症がそこそこ〜だいぶ進行している(病期F2-3段階)が肝硬変ではないNASH患者への使用が承認されました。

Ph3試験(MAESTRO-NASH)の結果によると肝線維症F2-3段階の非肝硬変NASH患者の1年間のRezdiffra経口服用で少なくとも4人に1人ほどが脂肪肝炎悪化なしでの肝線維症改善や肝線維症悪化なしでの脂肪肝炎解消を達成できるようです。

Rezdiffraの1年間分の定価は47,400ドルです。

同剤の年間売上は50億ドルを超えうるとEvercore ISIのアナリストの一人は予想しています。

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