CAR-T投与後の血液の二次癌発生は稀で、どうやらCAR-T自体が原因ではない
Free!スタンフォード大学でのキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)投与患者724人の血液の二次癌の発生率は6.5%でした。
724人の経過中央値15か月間に14の血液癌が発生し、そのうち13は骨髄異形成症候群(MDS)か急性骨髄性白血病(AML)と関連し、T細胞リンパ腫は1例のみでした。
そのT細胞リンパ腫はCAR-Tを起源とするのではなくCAR-T治療で生じた免疫抑制をどうやら原因とするようです。
多発性骨髄腫のCAR-T治療後にT細胞リンパ腫を生じた患者の解析結果を記した別の報告ではそのT細胞リンパ腫発生を促したらしい幾つもの遺伝配列変化が同定されています。T細胞リンパ腫にはCARベクター挿入がありましたが、その挿入先の遺伝子SSU72のmRNA発現への影響は認められませんでした。
- ・ ジャーナル > 総合医学誌 > New England Journal of Medicine(NEJM)
該当するデータが見つかりませんでした。
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。