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Ph2試験不振でRallybio社の抗HPA-1a抗体の稀な妊娠疾患FNAIT予防の開発中止

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2025-04-09 | コメント

妊婦とその胎児の血小板抗原の反りが合わないことに端を発する胎児/新生児の重病・胎児/新生児同種免疫性血小板減少症(FNAIT)の予防目当てのRallybio社の抗HPA-1a抗体RLYB212の開発がPh2試験の不出来な薬物動態結果を受けて中止されます。

Ph2試験での血中濃度は目標(6〜10 ng/mL)にも効果に必要な水準(3 ng/mL以上)にも届かず、定量限界ぐらいかそれ未満という散々なものでした。

2023年3月にRallybio社は当時先行していた別の抗HPA-1a抗体RLYB211の臨床開発を打ち切り、より取り柄があるRLYB212の臨床開発をこれまで進めてきました。そのRLYB212も今回潰えました。

RLYB211の打ち切りと時を同じくして2023年3月に結果が発表されたRLYB212のPh1b試験では、HPA-1a陰性被験者に注入されたHPA-1a陽性血小板を同剤一回きり皮下投与で速やかに除去することができました。

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