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Pfizerの生き残りの経口GLP-1受容体活性化薬danuglipronも終焉

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2025-04-15 | コメント

肥満を治療するPfizerの経口GLP-1受容体活性化薬(経口GLP-1薬)勢に再び肝毒性の懸念が影を落とし、2023年に倒れたlotiglipron(ロチグリプロン;PF-07081532)に続いてdanuglipron(ダヌグリプロン、PF-06882961)も完全に息絶えました。

今回完全に中止となったdanuglipronは、やたら多い有害事象や被験者脱落を背景にしてその1日2回投与品が2023年末にPh2試験で頓挫しています

その後danuglipronの1日1回投与品の世話は続けられ、幸いPh1試験2つは及第点に至っていました。しかし、総合的に判断してdanuglipronの開発を中止することにしたとPfizerは言っています。同剤投与患者1人に無症状の肝障害が生じたことをPfizerは明らかにしています。

danuglipronとかつて平行して開発されていたPfizerの別の経口GLP-1薬lotiglipronはPh1試験やPh2試験での肝酵素トランスアミナーゼ上昇や薬物動態結果を受けて2023年に潰えています

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