Novartisの抗BAFF抗体ianalumabで血小板減少性紫斑病患者が1年超無事生存
 ・ 誤記を訂正しました(eltoprazine→eltrombopag)。
Novartis社の補体B因子阻害薬FabhaltaがC3糸球体症に効いたPh3試験論文報告
 ・ 誤解を訂正しました(今夏7月に米国で承認、、、→今春3月に米国で承認、、、)
抗IgE抗体がずっと作られるようにするワクチンを開発
 ・ 関連ニュースを追加しました。

太っている変形性股関節症患者の体重がLillyのretatrutideで3割弱低下〜痛みも緩和

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2025-12-12 | コメント

BMI 27以上の太っている変形性股関節症患者の68週時点の体重がEli LillyのGIP, GLP-1, グルカゴン受容体活性化薬retatrutide(レタトルチド)高用量(12 mg)週一回注射の甲斐あって3割弱(28.7%)落ち、7人に1人(14%)は膝の痛みが完全に消失していました。

プラセボ群の体重は殆ど変わらず2%ほど低下したのみで、膝の痛みが完全になくなった患者の割合はほんの4%のみでした。

心配なことに5人に1人ほどの18.2%が有害事象のせいでretatrutide高用量を止めました。プラセボ群は僅か4%でした。

また、高用量群の5人に1人ほど(21%)にいつにない有害事象の異常感覚(dysesthesia)が生じました。ただし異常感覚はたいてい軽度で、投与中止に至ることは殆どありませんでした。

Ph3試験TRIUMPH-4の結果です。詳しい結果は後に学会や論文で報告されます。

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