Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

CuraGen社とTopoTarget社 皮膚T細胞リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫、その他のT細胞非ホジキンリンパ腫を対象にした第2相試験でPXD101の投薬を開始

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2006-02-02 | コメント

2006年2月1日、CuraGen社とTopoTarget社は、皮膚T細胞リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫、その他のT細胞非ホジキンリンパ腫を対象にした第2相試験でPXD101の投薬を開始したと発表しました。


PXD101はヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)を阻害する低分子化合物です。このオープン試験の結果は2007年中頃に発表される見込みです。

最初に25人が組み入れられ、PXD101の薬効が確認できた後にさらに追加で70人が組み入れられます。プライマリーエンドポイントは奏効率です。

T細胞リンパ腫は非ホジキンリンパ腫の一種であり、悪性Tリンパ球が原因で発現します。アメリカで非ホジキンリンパ腫と診断された患者のうち、およそ15%がT細胞リンパ腫で構成されています。皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)はゆっくりと増殖する癌です。悪性T細胞は皮膚にひきつけられ、そこに蓄積することが知られています。CTCLと診断される患者の多くは50歳以上です。アメリカで毎年1500人が新たにCTCLと診断され、2万人近いCTCL患者が存在すると推定されています。末梢性T細胞リンパ腫とその他のT細胞非ホジキンリンパ腫には悪性Tリンパ球が関与しており、より侵襲的となる傾向があります。アメリカで毎年およそ5000人が末梢性T細胞リンパ腫やその他のT細胞非ホジキンリンパ腫と新たに診断されています。

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