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ピルビン酸デヒドロゲナーゼキナーゼ 1 (PDK1) 遺伝子転写の促進により、HIF-1はTCA回路を能動的に抑制する

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2006-03-10 | コメント

HIF-1による解糖系遺伝子の活性化によりグルコースのピルビン酸→乳酸への変換が亢進し、低酸素状態に代謝が順応します。


このたび、2006年3月のCell Metab誌に発表された研究成果から、ピルビン酸デヒドロゲナーゼキナーゼ 1 (PDK1) 遺伝子の転写を促進することにより、HIF-1はTCA回路を介した代謝を能動的に抑制していると分かりました。

PDK1は、ピルビン酸をアセチル補酵素Aに変換するTCA回路酵素・ピルビン酸デヒドロゲナーゼ(PDH)を阻害します。PDHの阻害によりアセチル補酵素Aが枯渇してTCA回路が回らなくなります。

また、HIF-1alphaが無い細胞でPDK1を過剰発現させると、ATPレベルが亢進し、低酸素状態で生じる活性酸素種(ROS)生成が低下し、低酸素状態で生じる細胞死がおきにくくなりました。

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