PDL BioPharma社 1型肝腎症候群(HRS)を対象にしたterlipressinの第3相試験の患者組み入れが完了
Free!2006年3月23日、PDL BioPharma社は、肝硬変の合併症の一つで、急速に進行する腎不全を特徴とする1型肝腎症候群(HRS)を対象にしたterlipressinの第3相試験の患者組み入れが完了したと発表しました。
この第3相試験は、パートナーであるOrphan Therapeutics社が実施しています。
この第3相試験では、1型HRS患者の腎機能と生存に対するterlipressinの安全性と効果を評価します。合計120人がエンロールされました。患者は6ヶ月間追跡調査されます。今年後半には試験結果が発表される見込みです。
Terlipressinは天然のホルモン・lysine-vasopressinからできた12個のアミノ酸からなるペプチドです。血管を締め付ける作用により、内臓への血流を減少させ、これにより門脈血流の血圧を下げます。アメリカでは販売されていませんが、アメリカ以外の国では20年以上前から販売されており、食道静脈瘤出血の標準的な治療法となっています。
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