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 ・ 食事習慣の説明を加えました。
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卵胞刺激ホルモン(FSH)が閉経後骨粗鬆症を引き起こす

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2006-04-30 | コメント

閉経後骨粗鬆症は、エストロゲンレベルの低下が唯一の原因となって生じるのではなく、卵胞刺激ホルモン(FSH)が関与すると分かりました。

エストロゲンレベルの低下と対照的に、FSHのレベルは閉経後に急激に上昇します。

重度の性腺機能低下にも関わらず、FSHβやFSH受容体を介したマウスでは骨損失が起きませんでした。

正常な卵巣機能を有し、遺伝子1個のコピーだけでは充分に活性化出来ないハプロインサフィシエントなFSHβ+/マウスでは、骨量が増加し、骨吸収が低下しました。このことから、骨格へのFSHの作用はエストロゲン非依存的であると考えられました。

破骨細胞とその前駆細胞は、MEK/Erk, NF-κB, Aktを活性化して破骨細胞の形成と機能を促進するGi2α共役FSHRを有していました。

これらの結果から、高レベルの循環FSHが、性腺機能低下による骨粗鬆症を引き起こすと示唆されました。

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