Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

セラミドは、PKCζ/λを介した原始外胚葉の細胞極性や形態形成を調節している

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2007-02-08 | コメント

哺乳類では、原始外胚葉は全ての組織に分化する分極した細胞で構成される上皮でできています。

新たな実験の結果、原始外胚葉細胞ではスフィンゴ脂質・セラミド(ceramide)のレベルが亢進しており、先端部の細胞膜のF-アクチンやGTPase・Cdc42と共存していると分かりました。

セラミドの生合成を阻害すると、マウス胚性幹細胞から分化した胚様体においてアポトーシスが亢進して原始外胚葉の形成が障害されました。

セラミドを枯渇させるとPKCζ/λ(PKCzeta/lambda)の細胞膜への移動、PKCζ/λとCdc42の相互作用、PKCζ/λの基質であるGSK-3βのリン酸化が阻害されました。

セラミドを含む脂質小胞体に結合したときに、組替PKCζは極性タンパク質・Par6やCdc42と複合体を形成しました。

この結果から、セラミドによって誘導されるPKCζ/λとの極性複合体によって、原始外胚葉の細胞極性と形態形成が調節されていると分かりました。

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