野菜や果物の食物繊維は冠動脈疾患を予防する
Free!ヨーロッパやアメリカで実施された10個のprospective cohort studyを再解析したところ「果物や穀物から食物繊維を摂ると冠状動脈性心臓病になりにくくなる」という結果になりました。
2004年2月23日のArch Intern Med誌に発表された研究成果です。
食物繊維を10g/日摂る毎にcoronary event(冠動脈疾患)、coronary death(冠動脈疾患による死亡)のリスクはそれぞれ14%、27%低下しました。
食物繊維のタイプで解析したところ、野菜には冠動脈性疾患のリスク低下作用はなく、果物や穀物の食物繊維を摂っている人のみ冠動脈疾患に罹りにくくなるという結果となりました。
- Fruit and cereal fibre but not vegetables cut deaths from heart disease / Neutraingredients
2020-03-31|冠動脈疾患
+ 安定冠疾患をすぐに外科治療しても心血管一大事は減らず〜但し体調は若干改善
2019-09-30|冠動脈疾患
+ 後の心血管一大事と関連する冠動脈の脂肪過剰巣を近赤外分光法で検出しうる
2019-09-30|冠動脈疾患
+ 左冠動脈主幹部狭窄のXIENCEステントの5年間転帰はCABGと引き続き変わらず
2019-09-03|冠動脈疾患
+ 左主冠動脈病変以外の多枝病変のCABG治療の生存はPCIに勝る/SYNTAX試験解析
2019-06-20|冠動脈疾患
+ 安定狭心症患者の非侵襲性MRI検査は転帰の犠牲なく血行再建の出番を減らしうる
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。