Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

Novartis社 インスリン産生を促進する経口化合物・LAF237の第2相試験結果

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2004-06-07 | コメント

2004年6月6日、Novartis社はmetforminだけではコントロール不能な2型糖尿病患者を対象にしたmetformin+LAF237(経口製剤)の第2相試験結果をAmerican Diabetes Associationの年次総会で発表しました。


この試験で、metforminとLAF237の併用による血糖値降下作用は1年間持続することが確認されました。またメトフォルミンだけの場合に比べて、metformin+LAF237ではHbA1cレベルが1.1%低下しました。

LAF237はDPP-4という酵素を阻害することにより、GLP-1というホルモンレベルを増加する作用があります。GLP-1は食物に反応して小腸から分泌されるホルモンで、インスリン産生を刺激する作用があります。また、GLP-1はグルカゴンの分泌を抑制する作用があります。グルカゴンは肝臓での糖新生を促進するホルモンです。

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