Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

アルツハイマー病の原因とされるAβの酸化ストレスはメチオニン残基による

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2004-11-03 | コメント

アルツハイマー病の原因とされるAβの毒性は、Aβ内のメチオニン残基による酸化ストレスが原因と考えられています。


ヒトのAβに比べて大きなβシート構造を作り難く、凝集し難いラットのAβペプチドでは、アミノ酸配列の違いにより銅イオンCu(II)がヒトのAβよりも結合しにくくなっています。また、ラットのAβは酸化作用がないと考えられており、このことからヒトの銅イオン結合領域がAβの毒性に関与している可能性も示唆されてきました。

しかし2004年10月のJ Alzheimers Dis誌に発表された研究成果から、ラットのAβも酸化作用を有し、Aβの酸化ストレスはメチオニンの作用によると考えられました。

この実験では、Aβの酸化作用はビタミンEによって阻害されることが示されています。

ビタミンEのアルツハイマー病に対する作用は定まっていませんが、Aβがアルツハイマー病の主要な原因であると仮定すると、ビタミンEはアルツハイマー病を防ぐ作用があるといえそうです。

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