Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

うつ病の初期治療にSSRIを使用すべきではない

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2004-12-06 | コメント

UKの規制当局はプロザックをはじめとしたSSRIの使用ルールをさらに厳しくしました。


Medicines and Healthcare Products Regulatory AgencyはSSRIの使用をやめるときの離脱症状に特に注意が必要であるとし、使用に際しては推奨用量の最低用量を使用すべきと注意しています。また若者に使うときには特に慎重に経過を観察すべきと警告しています。

また、うつ病の初期治療に対する抗うつ薬の使用は勧められないとも言明しました。

全体的にSSRIはリスクが高いとしていますが、特にWyeth社のSSRI・Efexorが最も問題があるとし、将来的に使用が制限されるかもしれません。というのもEfexorの過量投与による死亡の割合が他のSSRIよりも高いからです。また心機能に悪影響を与えることも示唆されています。

すでに小児の自殺を引き起こすとしてGlaxoSmithKline社のSSRI・Seroxatを小児に対して使用することが禁止されました。今回の新しい解析により、大人における自殺や自殺念慮のリスクも排除できないとして、イギリス政府はさらに厳しくSSRIの使用を制限しました。

今後イギリスでは認知療法や心理療法などがうつ治療のスタンダードになっていくでしょう。

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