Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

持久力が高いラット同士を数世代にわたって交配させていくと、世代を経る毎に持久力が高くなっていく

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2005-04-07 | コメント

遺伝子情報は基本的に同じものの、走る持久力の高いラット(アスリートラット)同士を15代にわたって飼育、または走る持久力の低いラット(カウチポテトラット)同士を15代にわたって飼育した場合、世代を経る毎にアスリートラットとカウチポテトラットの持久力や酸素消費量の差は大きくなっていきました。


UCSDのScott D. Kirkton等が35th Congress of the International Union of Physiological Sciencesで発表した研究成果です。

7代目の時点で持久力と酸素消費量はアスリートラットの方がカウチポテトラットよりも12%高くなっていました。さらに15代目では、7代目と比べてのその差は44%に拡大していました。

筋肉への酸素の伝導率の差が持久力や酸素消費量の差を反映していると考えられました。すなわちアスリートラットの方が酸素を筋肉内のミトコンドリアに運搬する能力に優れていると考えられました。

また、アスリートラットでは心臓がより大きくなっており(16%)、それに伴い血流量も上昇していました(33%)。そのほか、呼吸器システムや酸素浸透率も改善していました。

ラットには特別なトレーニングを課したわけではありません。したがって、トレーニングの差ではなく、なんらかの遺伝要因が両者の差に関与していると考えられました。今後研究者等はその要因を調べていくとのことです。

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