粘膜経由HIV感染予防薬の有望なターゲットが見つかった
Free!粘膜組織の樹状細胞に存在するDC-SIGNの役割はよくわかっていませんでした。
2005年5月のJ Virol誌に発表された研究成果から、DC-SIGNを有する樹状細胞はHIVに結合してHIVをほかの免疫細胞に搬送する役割があるとわかりました。DC-SIGNに対する抗体を投与すると、HIVの結合がおよそ90%抑制されました。
また、IL-10がDC-SIGNの発現を亢進させることも確認されました。
今回の結果から、DC-SIGNを阻害すると、HIV感染を予防または治療できる可能性があると考えられました。
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