基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
 ・ 関連ニュースを追加しました。

NF-kappaBによる炎症反応促進作用を抑制する物質が見つかった

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2005-04-29 | コメント

炎症反応を促進するシグナル伝達は盛んに研究されていますが、炎症反応を解消するシグナル伝達はほとんどわかっていません。


IkappaB kinase (IKK) 複合体はIKKalphaとIKKbetaという2つの触媒サブユニットを持っており、炎症反応で重要な役割を担っている転写因子・NF-kappaBの活性を調整しています。

IKKbetaは炎症性サイトカインに対するNF-kappaBの活性化を促進しますが、炎症反応におけるIKKalphaの役割は明らかになっていません。

このたび、Imperial Collegeの研究者等によって、IKKalphaはマクロファージの活性化を炎症反応を抑制する作用があることが解明されました。

IKKalphaはNF-kappaBのサブユニット・RelAとc-Relのターンオーバーを促進し、炎症反応促進遺伝子上のプロモーター領域からRelAとc-Relを引き離す役割があるとわかりました。

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