基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
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Lorus社 GTI-2040が急性骨髄性白血病の治療薬としてアメリカFDAから希少疾患医薬品に指定された

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2005-05-05 | コメント

2005年5月4日、Lorus Therapeutics社はGTI-2040が急性骨髄性白血病の治療薬としてアメリカFDAから希少疾患医薬品に指定されたと発表しました。


GTI- 2040は2004年に腎細胞癌の治療薬としてすでに希少疾患医薬品に指定されています。

細胞が増殖する直前にはRNAからDNAが作られてDNAの量が2倍になります。このRNA→DNAの反応はribonucleotide reductase(リボヌクレチド・リダクターゼ、RNR)という酵素が触媒します。

癌細胞ではこのRNRの一部であるR2RNRが過剰に発現しており、過剰に発現したR2RNRはRasやRaf-1といった癌タンパク質と共同して癌細胞の増殖を促します。

GTI-2040はR2RNRの働きを阻害して癌の増殖を抑制する作用があります。

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