Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

子供の時のリタリン使用が後に薬物中毒につながることはない

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2003-01-24 | コメント

「リタリンなどの精神刺激剤(Stimulant)をADHD治療に小児の時に使用しても大人になってから薬物中毒にかかりやすくなるということはない」という研究成果がUniversity of Massachusettsの研究者等によって2003年1月のPediatrics誌に発表されました。

リタリンなどの精神刺激剤はADHDの治療薬として広く使用されています。しかしながら、小児の時に精神刺激剤を使用すると大人になってから薬物中毒にかかりやすくなるという懸念がありました。

しかし精神刺激薬を小児のときに使用した147人を13年間にわたって追跡した今回の調査結果から、小児のときの精神刺激薬服用が後の薬物中毒(依存)に繋がるということは言えそうにないとわかりました。

ADHD Drugs Not Tied to Later Substance Abuse
http://www.healthscoutnews.com/view.cfm?id=511124
Does Stimulant Therapy of Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder Beget Later Substance Abuse? A Meta-analytic Review of the Literature
Pediatrics 2003; 111: 179-185
http://www.pediatrics.org/cgi/content/abstract/111/1/179
Does the Treatment of Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder With Stimulants Contribute to Drug Use/Abuse? A 13-Year Prospective Study. Pediatrics 2003; 111: 97-109
http://www.pediatrics.org/cgi/content/abstract/111/1/97

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