基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
 ・ 関連ニュースを追加しました。

マラリアを媒介する蚊を匂いで遠ざける技術の開発を目標としたプロジェクトが進行中

Free!
2005-07-04 | コメント

マラリアを媒介する蚊を匂いで他の場所に遠ざけ、マラリア感染拡大を予防する5年間850万ドルのプロジェクトが進行中です。


この研究は、発展途上国の健康を改善する目的で実施されている43種類の研究のうちの1つです。Foundation for the National Institutes of Healthが、Grand Challenges in Global Health initiativeを介して4億3600万ドルの資金援助をすることでこの43種類の研究プロジェクトが実行されています。

匂いを用いて蚊を遠ざけるプロジェクトには、匂い受容体の研究での世界的な権威・John Carlsonが参加しています。

蚊を匂いで遠ざける今回のプロジェクトは、彼のラボの研究成果を基盤として発展していきます。

Carlson氏の研究グループは今年もすでに2つの研究成果をNeuron誌に発表しました。3月のNeuron誌には、1つの神経に2つの嗅覚受容体が発現していることを示しました(Neuron. 2005 Mar 3;45(5):661-6)。これまで一つの神経には一つの嗅覚受容体しか発現していないという定説を覆す研究成果となっています。

もう一つはショウジョウバエの幼生での嗅覚受容体の機能を調べた報告で、5月のNeuron誌に研究成果が発表されています(Neuron. 2005 May 5;46(3):445-56)。

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