定期的にマンモグラムや医師の乳癌診察を受けても乳癌の生存率は改善しない
Free!1983〜1998年に死亡した45-65歳の乳癌患者と乳癌ではない女性2501人のデータを比較したところ、定期的にマンモグラムや医師の乳癌診察を受けても生存率は改善しないという結果となりました。すなわち、この結果からは、定期的に乳癌検診を受けても受けなくても生存期間は一緒であると考えられました。
ただ、有意差はなかったものの、乳癌のリスクが高い女性が定期検診を受けた場合、生存期間が延長する傾向が認められました。
今回の結果が正しければ乳癌検診を受ける必要がないのではないか?といえばそうではありません。同じ寿命でも、早期発見して早期治療した方がより健康な状態を保てる可能性があります。
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