三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

外来COVID-19患者へのMerckの飲み薬のPh3試験成功〜入院か死亡が半減

Free!
2021-10-02 | コメント

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)入院患者には歯が立たなかったMerck & Co/Ridgeback Biotherapeutics共同開発の飲み薬molnupiravir(モルヌピラビル)が外来患者のプラセボ対照第3相試験(MOVe-OUT)で花を咲かせました。

試験は軽〜中等度の非入院COVID-19患者を募り、2021年8月5日以前までに参加した被験者775人のデータが今回途中解析されました。

無作為化後29日までの入院か死亡が主要転帰で、molnupiravir群でのそれらの発現率は7.3%(28/385人)であり、プラセボ群の14.1%(53/377人)のおよそ半分で済みました(p=0.0012)。

プラセボ群では8人に認められた死亡はmolnupiravir群では認められませんでした。よって入院率はmolnupiravir群では7.3%、プラセボ群では11.9%〔(53-8)/377人〕となり、molnupiravir群の入院率はプラセボ群より39%少なくて済みました。

Merck & Coは取り急ぎの認可をできるだけ早く米国FDAに申請する予定です。

関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。